
スマートフォンなどに使用されているリチウムイオン電池製品は、正しく取り扱わないと思わぬ危険が潜んでいます。
取り扱いの注意点、買い替えや廃棄方法についてご紹介します。
リチウムイオン電池、事故のリスクと要因
スマートフォンやモバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は取り扱いを誤ると異常発熱や発火、爆発のリスクがあります。
また、長期使用による劣化が原因で火災が発生する事故も増加傾向にあります。
東京消防庁のデータによれば、リチウムイオン電池を搭載した製品に関連する事故は年々増えており、安全な使用と適切な管理が求められています。
リチウムイオン電池関連火災状況(最近10年間)

出火要因別状況(令和5年中)

製品用途別火災状況(令和5年中)

リチウムイオン電池製品の安全な使い方
安全に使うためのポイントをわかりやすく解説します。
熱がこもりやすい場所での使用・充電は避ける
布団やカバンの中、ヒーターなどの暖房機器の近くなど熱がこもりやすい場所での利用は火災や低温やけどなどの原因になる危険性があります。
モバイルバッテリー製品によっては
スマートフォンより表面が高温になる場合がある

モバイルバッテリー製品とスマートフォンの充電時の温度比較
モバイルバッテリー製品によっては
表面温度が大きく変わる場合もある

モバイルバッテリー製品A、Bを使った
スマートフォンへ充電時の温度比較
落としたり、強い衝撃に注意
落としたり、上に重いものを乗せる、ポケットに入れたまま座るなどの強い衝撃を与えるとバッテリー内部が損傷し、発火の原因になることがあります。

高温多湿を避ける
直射日光が当たる車内やお風呂での使用など、バッテリーが劣化し膨張や発火のリスクがあります。

改造・分解をしない
無理に製品の改造や分解を行うと、内部の電池パックに損傷が生じ発火事故につながります。

寒い場所での充電は避ける
低温環境下で一時的に特性が劣化し充電時に内部短絡を引き起こし、発煙や発火の事故につながるリスクがあります。

保管・長期間保管後使用する際に注意すること
長期間使用せずに放置していると、思わぬリスクが生じることがあります。
数カ月に一度、製品の電池残量を40%~60%まで充電することをおすすめします。
過放電
電池の電圧が極端に低下し、正常に動作しなくなる状態を指します。
過放電状態の電池を無理に充電すると、内部でショート(短絡)が発生し、発熱や発火の原因になることがあります。
再使用時には以下の点に注意しながらご使用ください。違和感があれば使用停止をおすすめします。
- 膨らんでいる
- 充電できなくなる
- 異常な発熱
バッテリー交換、買い替えのタイミングは?
スマホやモバイルバッテリーの電池は消耗品です。以下のような状況になった場合は、安全のためにバッテリー交換や買い替えを検討しましょう。
- 外観に割れや変形、傷等がある
- フル充電から電池切れまでが早くなる
- 購入から2~3年以上経過している
- 発熱しやすくなる
リチウムイオン電池製品を廃棄するときは?
リチウムイオン電池は火災の危険があるため一般のゴミとして捨てられず、リサイクルが義務付けられています。対象製品にはリサイクルマークが表示されているので確認しましょう。
廃棄する際は、市区町村の分別ルールを確認し、リサイクル回収を行う店舗に持ち込むのも有効です。
- 店舗や公共施設に設置されている無料回収BOX
- メーカーや輸入業者での回収
- 不用品回収業者での回収
楽天モバイルの安全啓発活動
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